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ただ、ジョギングだけで体脂肪を減らそうと思っても、なかなか結果は

すぐに現れません。だからといって、極端に食事を減らしても、それは

逆効果。ジョギングのような有酸素運動と、まず初めは規則正しい

食生活、この習慣を自分の中で確立させていくことがダイエットの順序です。


美味しそうでしょ。

痩せるのだから、ただ食べる量を減らす、という短絡的な考え方だと

失敗する確率が高くなります。

ここで、声を大にして言いたいのですが、食事、というのは、

「太るために食べる」、「痩せるために食事を減らす」ではなく、


「生きるために食べる」なのです。


つまり、「生きる」ことが維持できるのなら、必要以上食べるのは、

それは余計なものだ、と頭の回路を切り替えることが重要です。

逆に、生きることを維持する以上、あまりにも制限した少しばかりの

食事だけでは、「生きる」ためには栄養の絶対量が足りない、と

計算できるはず。だからそれはすなわち生命を維持する上で危険な

ことだ、と理解できるはず。

つまり、目先のスリムな体型になりたい、という気持ちばかり先走り、この

本質的な食事の持つ意味をないがしろにしたら、大変なことになる、

ということをお忘れ無く。


食事の内容について。

生きるために食べる、良い言葉です。

ただ、今の世の中、あまりにもたくさんの食べ物であふれています。

生きるために必要でない食べ物の方が多いと言ってもいいくらい。

私はハンバーガーもラーメンもトンカツも焼肉も好きですから、これを

一生涯食べない、なんてことは考えられません。問題は、適量ですよね。


これは適量???

その鍵は、食べたものを覚えている、記憶力ではないか?と考えます。

人間たる者、1日の間で食べたものはまあ大体覚えています。

飲み会やパーティーでたべすぎちゃって・・という反省はできますが、

1週間の総摂取カロリーの平均値なんてのは到底頭の中だけでは

計算できないでしょう。

1日にどれだけ食べたか?ということよりも、1週間の総摂取カロリー

の平均値、コチラの方がとても重要です。ここに盲点があると思います。

頭で覚えられない分はメモしておく、これは面倒くさいかもしれませんが、

とても重要です。

体重を気にしているひとが、食べ過ぎたりすると、ひどい自己嫌悪に

陥ったりして、次の日は食事を抜いたり、ヨーグルトだけとか、偏った

食生活にしようと試みたりしがちです。でもそれは逆効果。1週間単位で

うまく調整さえすれば、そんなストレスが溜まるような行動をとらなくても

充分リカバリーは可能です。


それはちょっとした計算で簡単に立証できます。

1週間、3食食べるとして、21回食事をすることになります。

その人のちょうど良い摂取カロリーは1日2200キロカロリーだと

します。(30歳男性のサラリーマンと仮定した場合)

2200×7=15400キロカロリー。

例えば土曜日の夜に飲み会で、中ジョッキ5杯とおつまみ5品、仕上げに

ラーメンを食べたとします。(自分のことのよう〜苦笑)

おそらく1食で2500キロカロリーくらいいっちゃうかも。(笑)

でも、週に一度そのように羽目を外しても、1食の食事を平均645キロ

カロリーほどで、まったく太ることもないのです。

朝食を400キロカロリー程度の、例えばサンドイッチ(300キロカロリー)

と牛乳(100キロカロリー)にすれば(約400キロカロリー)

夕飯に普通の食事とビール1本、余裕で大丈夫です。


さらに、さらにですよ!

週に40キロのジョギングを継続的に行ったとします。

体重60キロの人が週に40キロジョギングを普段の生活にプラス

して行ったとしますと、さらに2400キロカロリーのボーナス消費

カロリーが与えられるわけです。

となると、1食の食事を890キロカロリーまで増やしても、体重が

増えることはない、と計算できるわけです。

1食890キロカロリー食べるのはかなりの量です。それも毎食。

体重を減らしたければ、そこからすこしづつカロリーを減らす食生活

を続けるだけで良いのです。毎食100キロカロリーづつ減らせば、

計算上は毎月1.2キロ減。1年経てば14キロ以上の体脂肪が減らせる

勘定になります。

だから、極端に食事の量を減らすなんて、ナンセンスということが

良くわかるかと思います。


一つ、気を付けなければいけないのは、世の中、ぱくぱく食べられる

割りには高カロリーな食材がある、ということです。

菓子パンは一つで約300キロカロリーあります。菓子パンの一つや

ふたつ、おやつに食べられない量ではありません。そんなおやつの

習慣が付いてしまうと、あまり食べた感じはしていないのに、痩せない、

ということにつながります。

それと、スナック菓子。これは、後を引く(止められない、止まらない)

食べ物でもあり、意外と食べ過ぎてしまいがち。スナック菓子の誘惑は

やはりきちんと断ち切らなければならないと思います。



納豆はやっぱりいい。

目指すべき食生活は、昭和30年代の食事。お新香も良く味わえば、

日本人に生まれて良かったとしみじみ思う旨さがあるし、

豆腐、納豆などのタンパク質は、今や全世界的なヘルシーフードの代表です。

これだけ頭に入れて実践すれば、それほど苦労することなくカロリーの

コントロールは出来るはずです。


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