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2004年11月7日  2004渡良瀬遊水池マラソン
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4時に起床!気合いが入る!

前夜は早く寝るつもりが、なんだかんだで結局12時過ぎに就寝、
まあまあ眠れて4時起床!早速支度して、まずは腹ごしらえ。
最寄りの駅前の松屋で牛めしセットを食べました。最近は牛丼とも
ご無沙汰なのでしっかり食べることができました。

JRから北千住で東武日光線に乗り換え、一路柳生駅へ。電車の車中
から日の出を拝むことができました。仲間からのメールも、やる気
充分、チカラをもらった感じでした。


あさもやけむる会場。例年になく暖かい。


会場に着きました。


会場に着き、受付を済ませました。ひとはまだまばら、どうやら
渡良瀬遊水池マラソンも人気が無くなってきたのかな?なんて
思いながら、当初の男子更衣室付近よりも、コース横の芝生の
方がロケーション的に良いかな?なんて思い、その場所に
ブルーシートを敷きました。(探してくれたみなさん、ごめんなさい)

時間はまだあるので、大会パンフレットを見たら、なんとスタートは
9時半!私は疑いもせず9時だとばかり思っていました。なるほど
どうりで人が少ない筈だ!まさに苦笑でした。

仲間のみなさんも一人、二人と集まってきました。お楽しみの
一つは出店、暖かい食べ物とお買い得なランニンググッズのチェック
です!テーブルでうどんを食べている人たちに触発され、
けんちんうどんをまた食べてしまいました。(苦笑)
今日はかなり暑くなりそう、ウエアは夢舞いTシャツにロングタイツ
にしました。


レース前、さあウオーミングアップ!


スタート時間まであと20分、ちょっとウオーミングアップにと
近くを走ってみました。そうするとお腹はタプタプ、膝はすでに
違和感から痛みへと変わっていました。
膝の違和感は1,2週間前あたりからあり、練習量も減らして
回復に努めてきましたが、やはり本番を前にして全快とは
いかなかったです。
まあ、着地の瞬間にズキンとする痛みではないので、
いけるところまで行こうという感じに変わってきました。
最初はデジカメでも持ってファンランと考えていましたが、
とてもそんな余裕はなく、とにかく身軽で走ることにしました。


スタート!レースが始まった!


そんなことでとにかくゆっくり、じっくり走ろうというわけで、
前回のように先頭集団には並ばず、真ん中付近からスタートしました。
でも、ロスタイムは1分半くらいだったでしょうか?
周りはかなりゆっくりなペースで、こんなゆっくりペースで良いのかな?
とも感じましたが、1キロ過ぎたタイムは5分48秒。ああ、
なかなかのペースじゃん!と、気を取り直して、まあ、このくらいなら、
走り続けられる感じでした。

スタート〜1キロ    5:48
2キロ          5:45   11:33
3キロ          5:44   17:18
4キロ          5:37   22:56
5キロ          5:40   28:36

3キロ、5キロとイーブンペースを刻みます。
膝の痛みも我慢出来る範囲で、仮にこれ以上痛くならないのかも?
そうしたら、後半ペースを上げてサブフォーも行けたりして〜なんて、
のんきな事を考えながら走ってました。

6キロ          5:46   34:22
7キロ          5:40   40:02
8キロ          5:44   45:46
9キロ          9:11   54:57
10キロ         5:41   1:00:39

8キロ過ぎたところで、コースから外れたところでトイレを発見。
ちょっとやばめだったので、トイレ(大)を済ませました。
タイミング的には良かったです。でもこれで3分ほどロスしたかな。

やはりトマトステーションは無く、残念。かなり暑く感じられたので
給水所ではしっかり水を摂ることにしました。

11キロ         5:53   1:06:32
12キロ         5:45   1:12:18
13キロ         5:33   1:17:51
14キロ         5:44   1:23:35
15キロ         5:42   1:29:17

越流提の広い道を走ることは楽しみだったのですが、今年からコースが
変更になり、脇の小道を走ることになりました。周りはすすき?が延々
と生えていて、まったくもって単調な道。かえってアップダウンも
増えてしまったようで、ちょっと走りにくかったです。おまけに昨年まで
給水所に用意されていたパンも無く、アメとポカリスエットで
栄養補給です(苦笑)

16キロ         5:51   1:35:09
17キロ         5:45   1:40:55
18キロ         5:56   1:46:51
19キロ         5:44   1:52:35
20キロ         5:48   1:58:23


21キロ地点での出来事


中間点を過ぎ、すぐの給水所でコールドスプレーの缶を発見!
これは渡りに舟と思い、膝に吹きかけようと、使わせてもらおうと
思いました。しかし、コールドスプレーをそこで使っている人、
膝はもとより、太もも、脛、ふくらはぎ、腿の裏まで、それも両足
まんべんなくふきかけているではありませんか!足が痛いのはわかりますが、
あくまで気休めみたいなもの、あんた、そりゃ一人で一缶使う気かよ!!
他の人の事も考えてくれ!といいたくなりました。

その人を待っていたおかげで30秒くらいロスしたかなあ。気を取り直して
私は両膝にしゅっと吹きかけ、颯爽とあと半分、走るつもりでした。

ところが、その時を境にかえって膝の痛みはつよくなったようで、
ペースもさらに上がらず、心拍数も増えてきたみたい。まあこれも
試練と思い、頑張って走ることにしました。

21キロ        5:48   2:04:12
22キロ        6:15   2:10:27
23キロ        5:55   2:16:22
24キロ        5:50   2:22:13
25キロ        6:31   2:28:45


膝はシビア、ペースダウン


頑張って走るものの、だんだんペースは落ち、6分ペースを維持することも
できなくなってきました。左膝だけの痛みが、両膝になり、走りも
ぎこちなくなり、かばった走りからか、腹筋や肩も痛くなってきました。

26キロ        6:08   2:34:53
27キロ        5:59   2:40:52
28キロ        6:24   2:47:17
29キロ        6:05   2:53:22
30キロ        6:41   3:00:04

そして30キロから、とうとうマラソンの悪魔がささやき始めました。
それは、”もうやめちゃいなよ、歩くと楽になるよ”とささやくのです。
この悪魔、ここ2、3年はご無沙汰だったのですが、やはり修行が
足りなかったのか、この悪魔と格闘するはめになりました。

どんなにペースは遅くなっても、歩くのだけはイヤだと気持ちを
奮い立たせ、給水所では膝に水をかけながら、なんとか
だましだまし、走ることにしました。

31キロ        6:26   3:06:30
32キロ        6:18   3:12:49
33キロ        6:32   3:19:21
34キロ        6:40   3:26:02
35キロ        7:27   3:33:30


背後に忍び寄る影


そんな辛い38キロ過ぎ、僕がコンスタントにトロトロ走っていると、
背後にピッタリ付いてくるランナーが。おそらく、自分をペースメーカーに
して走っているのでしょう、まあ余裕があるときならばそれも
構いませんが、必死に走っているのに後ろでプレッシャーを
かけられるのははなはだ迷惑です。登り坂でペースを落とさず
行ったら、そのランナーはみるみる離れていきましたが、坂が
終わったら後ろのランナーがペースを上げてきて、結局追い越されて
しまいました。(苦笑)

36キロ        6:44   3:40:14
37キロ        6:53   3:47:07
38キロ        6:41   3:53:49
39キロ        6:50   4:00:40

あと3キロ、フィニッシュは見えてきたのでペースアップもしたい
ところですが、今度は心臓が痛くなってきた感じで本当に参って
しまって歩かず走り続けるのが精一杯、やっとのことでフィニッシュ
することができました。

40キロ        6:48   4:07:28
41キロ        6:47   4:14:16
42キロ        6:58   4:21:14
フィニッシュ     1:25   4:22:39

これだけきつかったのは本当、久しぶりです。辛い方が達成感は
ありますが、正直、参りました。


渡良瀬遊水池マラソンの総括


何とか歩かずに走りきることができましたが、さすがに今回の
膝の状態ではフルの距離は負担が重く、さらに膝を悪化させて
しまったようです。これからは故障の回復に努め、来年こそは
満足な走りがしたいと肝に銘じました。
でも今回の走り、自分の本当の力を計れた良い機会でした。
昨年の渡良瀬で達成した3時間半切り、これに酔ってしまって
自分の力を過信し、練習も節制も怠ってしまったように思います。
でもこれは当然の結果。失敗とも思っていません。だって、
これは長いランニング人生のなかのたった一ページにしか過ぎない、
またいくらでも挑戦できるのですから、むしろありがたい経験だった
とも思っています。


フィニッシュゲートは遠かった!


最後に


今回の渡良瀬遊水池マラソン、自分のレース参加もさることながら、
多くの仲間が一堂に会し、それぞれの走りをお互い分かち合うこと
ができました。
レース後もみなさんと談笑できたことで、またランニングの楽しみも一層
増えた感じでしたね。みなさんありがとう、そしてお疲れさま。
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