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2005年8月7日    第12回奥武蔵ウルトラマラソン  その1
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考えてみれば、今回の奥武蔵ウルトラマラソン、実質ウルトラマラソン初挑戦と
なります。
2年前のチャレンジ富士五湖では、100キロに臨んだものの、雪で47キロにて
中止、小金井公園での5時間走でも45キロどまり。結局のところ、ワタシ、
まだ50キロ以上走ったことはなかったのです。

それだけに暑さと距離に対する不安、そして標高差800メートルというとんでも
ない坂道の連続には恐れを抱かずにはいられませんでした。

なにはともあれ、そんな不安と高ぶる気持ちを抱えながら、奥武蔵へ向けて
出発したのでした・・・

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奥武蔵ウルトラマラソンとは・・・

毛呂山総合公園を午前6時にスタート。市街地を少し走り、44.7キロ先の
丸山野外活動センターを折り返しスタート地点まで戻る総距離75キロの
ウルトラマラソン。道路は舗装された林道。スタートから折り返しまでの標高差
約800メートル。途中約3キロごとに24箇所のエイドステーションが設けられている。
制限時間は11時間。
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大会前日

会場への交通手段、電車を使いました。仲間の皆さんは自動車で行かれる
方が多く、電車は少数派?まあ、前泊の必要もあるし。一人だとちょっと
寂しいですが。
池袋から東武東上線で坂戸へ。電車にはランナーもちらほら。越生線に
乗り換えて東毛呂駅で降りました。


東毛呂駅。駅前はとりたてて何もない。

東毛呂駅に降り立つと、のどかではありますが、ここも通勤圏内?田舎という
感じでもなく、観光地でもない・・・と考えながら、毛呂山総合公園行きのバス
を待ちます。バスは大会からの送迎なので、もちろんタダです。

少し待ってバスが到着、途中毛呂駅にも寄りました。こちらからのほうが人が
いっぱい。バスも満タン、会場に到着です。早速受け付けを済ませました。
受付の方は、私が、今回が初挑戦とのことを知り、頑張ってくださいと、励まさ
れました。
こんなところも、フレンドリーな大会として認知される一因だと、感心しました。

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一口メモ。

奥武蔵のゼッケン、参加した回数が多い順に数字が振り分けられています。
つまり、11回連続出場されている方は大体が一桁の番号、6回〜10回までは
おおよそ二桁の番号です。
エントリー総数は799人。したがって、今回が初参加のワタシは7百ウン番台。

つまり、ゼッケンの番号を見れば、奥武蔵ウルトラマラソンにどれだけの回数出場
しているかが、およそ分かるわけです。後半の番号ならば、当然初参加。
ただ、番号の若い人=速い人、ということでもないところもまた趣のあるところでしょう。
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参加賞は消臭の機能もプラスされた、高機能Tシャツとフルーツゼリーでした。


スタート、ゴールゲート。

会場でのんびりしようとも思いましたが、知り合いもいないし、何しろ暑いので
さっさと宿へ向かうバスに乗り、鎌北湖のレイクビューホステルへ。



泊まるところは大広間。まあ、キャンセル待ちで直前に取った宿ですので
こんなもんだろうと思っていました。夕食は6時ということなので、まだ2時間
以上あります。鎌北湖のあたりをぶらぶらしてました。



妙に気になったのは、いのぶた料理。このあたりの名物だそうで、要するに、
いのししと豚の掛け合わせの動物のお肉の料理だと頭ではわかりましたが、
どんな味がするのか、皆目見当がつきません。まあ、それはさておき、その時
からなんとなくふくらはぎが突っ張る感じがして、調子が良くありません。
休息は充分取ったのに、どうして前日に・・
明日はこんな感じで走れるのか不安になり、早々に宿に戻りました。
お風呂に入り、テレビで高校野球などボーっとみてましたら、夕飯の準備が
できたとのこと、大広間に20人はいたランナーのみなさんは、あっという間に
誰一人部屋にはいなくなったのでした。


寝るところ。私はコーナーの良い場所を確保。

私も遅れまいと、食堂に移動。食事は用意されていますが、飲み物は事前に
買うシステムになっています。中ジョッキ(420円)を頼み、ジョッキとごはん、
お味噌汁をもらい、席について、しっかりいただきました。ご飯は3杯お代わり、
中ジョッキもおかわりしてしまいました。(これではおかわり君と呼ばれそう〜笑)


豪華な?夕食の全景。黄色いスイカがイカス!

メニューのフリッター、ぶたしゃぶは、もしかして「いのぶた??」味は豚肉と
ほとんど変わらないとも思いました。(ちょっと固めかな?)

仲間で来ている方たちは楽しく談笑してますが、一人で来ている方も。
隣の方に話しかけようとしたら、入れ替わり立ち替わりその方のお知り合いと
おぼしき方が話しかけてきたりして、新参者の私はなかなかきっかけが
つかめないなあとも思ったり。(苦笑)

食事も終えたところで、ヤフトピ(ヤフーのマラソン、ジョギング掲示板に投稿
されている方々)の話をされていた女性お二方と少しお話をして、早めに休む
ことにしました。明日は3時半が朝食なので、世界陸上などをボーっと見ながら、
9時には寝ようと思っていましたが、うとうとはするものの、なんとなく寝付けません。
ちょっとエアコンの温度が高すぎたのかも。なにせ大人数で場所によって温度も
違うので、個人的なリクエストには答えられないと観念して我慢して寝ました。
2時間くらいは寝られましたが、寝苦しくてあまり寝付けませんでした。

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大会当日

3時半、朝食をこれまたしっかり食べましたが、足のふくらはぎの調子はさらに
悪化、階段を降りるにも変な筋肉痛のような違和感が。おそらく緊張でこわばって
いると思い、まだスタートまで時間があるので、朝風呂に入り揉み解したり、
ストレッチ。しかしあまりよくなりません。

これじゃあ、完走はどう考えても無理だなあ、30キロくらい走れたらそれで
いいかな、と、弱気な考えになってきました。

お風呂から出て、準備。周りはやはりウルトラランナー、日焼けで真っ黒、足は
すごい筋肉の人ばかり。ただ、みなさんどこかしらに故障をかかえているらしく、
あちらこちらで不安がる話も聞こえてきたり、ああ、万全の体調でみんな出て
いるわけではないんだなと、少しほっとしたりも。

送迎バスで会場入り、早くもランナーの熱気が伝わってきます。ここでようやく
仲間とも会え、一安心、おしゃべりを楽しんだり、準備体操、記念撮影をしている
間にもうスタート1分前、意外にも前の方に並んでしまいました。(苦笑)

スタートといってもあまり緊張感がないのがウルトラマラソンの和気藹々なところ。
笑顔でスタートしました。


さあいくぞ〜

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